岩手県に位置する国立・岩手大学。
1876年に設置された盛岡師範学校をルーツとしています。
今回はそんな岩手大学の
を紹介します。
ぜひ参考にしてください。
創立:1876年 設立:1949年
学部:人文社会科学部・教育学部・理工学部・農学部
学生数:4,595名 男2,788名 女1,807名(2019/5/1時点)
本部:岩手県盛岡市上田3-18-8
岩手大学の最新2次偏差値・センター得点率・レベル
岩手大学の2020年度入試予想2次偏差値・センター得点率
学部 | 学科 | 2次偏差値 (教科数) | センター得点率 (教科数) |
人文社会科学部 | 人間文化 | 50 (2) | 68% (6) |
地域政策 | 50 (2) | 68% (6) | |
教育学部 | 小学校教育 | 47.5 (2) | 61% (5,6) |
中学国語 | 50 (2) | 62% (5,6) | |
中学社会 | 50 (2) | 63% (5,6) | |
中学技術 | 47.5 (2) | 58% (5,6) | |
中学家庭 | 47.5 (2) | 57% (5,6) | |
中学英語 | 50 (2) | 65% (5,6) | |
中学音楽 | ー | 63% (5,6) | |
中学美術 | ー | 57% (5,6) | |
中学保健体育 | ー | 61% (5,6) | |
数学 | 47.5 (2) | 64% (5) | |
理科 | 50 (2) | 64% (5) | |
特別支援教育 | 47.5 (2) | 60% (5,6) | |
理工学部 | 化学|化学 | 45 (2) | 59% (5) |
化学|生命 | 45 (2) | 63% (5) | |
物理|数理・物理 | 45 (2) | 57% (5) | |
物理|マテリアル | 42.5 (2) | 56% (5) | |
シス|電気電子通信 | 45 (2) | 58% (5) | |
シス|知能・メディア情報 | 50 (2) | 65% (5) | |
シス|機械科学 | 47.5 (2) | 57% (5) | |
シス|社会基盤・環境 | 47.5 (2) | 56% (5) | |
農学部 | 植物生命科学 | 47.5 (1) | 63% (5) |
応用生物化学 | 50 (1) | 64% (5) | |
森林科学 | 47.5 (1) | 61% (5) | |
食料|農村地域デザイン・食産業システム | 45 (1) | 60% (5) | |
食料|水産システム | 50 (1) | 60% (5) | |
動物科学 | 52.5 (1) | 68% (5) | |
共同獣医 | 62.5 (2) | 80% (5) |
※河合塾「入試難易予想ランキング表(2020年1月版)」より。偏差値、センター得点率は前年度入試の結果と今年度の全統模試の志望動向を参考にして設定したもの。
岩手大学のレベル
岩手大学の全体的な難易度は国立下位レベルです。
以下で文系、理系それぞれのレベルを紹介します。
文系

文系学部は弘前大学、秋田大学とほぼ同じレベルとなっています。
理・工・農系

理系学部は弘前大学、福島大学、山形大学、会津大学とほぼ同じレベルとなっています。
岩手大学の評判
農学で有名
岩手大学の農学部は、1902年に日本初の高等農林学校として創立された盛岡高等農林学校を前身とする伝統ある学部です。
盛岡高等農林学校は当時の東北地方の「冷害」を克服することを目的の一つとして創立された背景があり、寒冷地における農学研究に創立以来の伝統と強みを有しています。
寒冷下での農学を専門としている教員は、植物生命科学科に4名、応用生物化学科に3名が在籍しており、寒冷環境に強い植物・作物を作り出すための研究が盛んに行われています。
東北地方の農業に貢献したい人にはオススメの大学です。
プラズマ工学も盛ん
プラズマとは、個体・液体・気体に続く「物質の第4の状態」です。
気体に熱や電気などのエネルギーを加えると原子同士が激しく衝突し、原子から電子が剥がれ、陽イオンと電子がそれぞれ自由に飛び回っている状態になります。この状態を「プラズマ」と言い、蛍光灯、アーク溶接、表面処理、殺菌・除菌、核融合などさまざまな用途に使われています。
理工学部のシステム創成工学科電気電子通信コースには、プラズマに関する研究を行っている教員が4名も在籍しており、旧帝大を除いた地方国立大学の中ではこの分野が充実しています。
プラズマを用いた汚水の浄化、青果物の鮮度保持、表面処理など、プラズマの応用研究が盛んに行われているので、この分野に興味がある人はオススメです。
ただ、核融合の直接的な研究は行っていないようなので、核融合を研究したい場合は旧帝大の方がいいでしょう。
ユニーク・評価の高い研究の数々
農業界に大きな影響をもたらしたプラズマ研究
理工学部システム創成工学科電気電子通信コースの高木浩一 教授は放電プラズマに関する研究を専門としており、プラズマ技術を用いた農産物の増産技術の実用化で数多くの実績を積み上げられています。
電気的刺激を与えることで、シイタケなどのキノコが増産することを実証したことで知られています。
現在までに静岡県、神奈川県の企業と共同で農業用高電圧発生装置を開発・販売したり、別の神奈川県の企業が愛媛県と共同でキノコ増産装置を開発・販売するなど、高木教授の研究は農業界に多大な影響をもたらしています。
ネコのにおい識別能力
農学部応用生物科学の宮崎雅雄 准教授は、「におい」による動物の臭覚コミュニケーションの仕組みの研究を専門としており、主にネコを対象とした研究を進めています。
動物による悪臭問題の解決につながる実用的でユニークな研究です。詳しい研究内容はこちら→プレスリリース
岩手大学のキャンパス
所在地:岩手県盛岡市上田3-18-8
アクセス:JR東北本線「盛岡駅」からバスで約10分
県庁所在地・盛岡の中心街から少し離れた場所に位置しています。キャンパス付近は飲食店、コンビニが多いので便利な環境です。
約42万㎡の広大な敷地には全学部の校舎、施設が集結。スポーツ施設は野球場、陸上競技場、体育館、屋内プール、テニスコートなどが揃っており、部活、サークルが活発に行われています。
教育学部周辺には自然観察園、農学部周辺には植物園があり、それぞれ池を囲んだ豊かな自然を楽しむことができます。
岩手大学の著名な卒業生・出身者
宮沢賢治
作家 盛岡工高等農林学校 卒業
『銀河鉄道の夜』『雨ニモマケズ』『注文の多い料理店』などで知られる国民的作家。
若竹千佐子
小説家 教育学部 卒業
2018年、『おらおらでひとりいぐも』で芥川賞受賞。
最後に
いかがでしたか?
今後も岩手大学に注目していきます。
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